クラッシュ・バンディクーの宿敵が証明する、マッドサイエンティストも時には善人になれるということ

第一印象は重要だ。初対面で拷問実験をしたり、ガールフレンドを誘拐したりしたら、相手を虜にするのはいつだって難しい。ネオ・コーテックス博士とクラッシュが出だしを誤ったのはもっともで、バンディクーが宿敵を嫌うのにはそれなりの理由があるのかもしれない。しかし、コーテックスは本当に悪い奴なのだろうか?確かに、彼はこれまで何度か悪いことをしてきたが、本当の脅威というにはあまりに不器用で、いつも発明品に手を焼いていて、その発明品はたいてい顔面から吹き飛んでしまうし、いわゆる手下たちをまともにコントロールすることもできない。

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(画像出典:フューチャー、レメディ)

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彼が完全に冷酷な悪の天才というわけでもない:コルテックスはクラッシュを気にかけているが、それはクラッシュを倒すことが許されるのは自分だけだという考えを猛烈に守っているからにほかならない。必要であれば、この大義を推進するために他人を救うために働くだろう。

クラッシュ・ツインサニティ』でコーテックスの家が異次元の邪悪な双子に脅かされたとき、彼はバンディクーが世界を救うのを助けるために立ち上がる。たとえ彼がまだ復讐の計画を持っていたとしても、私たちはそれを乗り越えて、より大きな善のために働こうとする彼の意志を認めることができるはずだ。彼は『クラッシュ4』でも(一時的ではあるが)N・トロピーとの戦いに協力している!もし彼がクラッシュを裏切ったとしても、その直後はどうだろう?彼の心は正しいところにある。しかし、私たちは彼の親切な行為を認めようとしない。

ネオ・コーテックスは悲劇的な悪役だ。それほど威圧的でもなく、部下にも味方にも裏切られ続け、他人を助けようとしても褒められることはない。彼の額の「N」を「Loser(負け犬)」の「L」に置き換えたとしたら、これ以上悪いことはないだろう!私たちは彼に少し大目に見てあげるべきかもしれない。

*この特集はPLAY誌に掲載されたものです。

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Frenk Rodriguez
Frenk Rodriguez
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