マット・デイモン、”魅力的な “オッペンハイマー将軍を語る:「彼はまったく反省していない」。

クリストファー・ノーラン監督の最新作は、感動作『インターステラー』やアクションスペクタクル『テネット』に続き、再び科学の世界に飛び込みます。 原爆の父、J.ロバート・オッペンハイマーが彼の探求する題材になるのは当然。

それゆえ『オッペンハイマー』は、彼の生涯と核兵器開発で果たした重要な役割に迫りながら、私たちを物理学者の世界へといざないます。 それゆえ、プレス向け試写会でブライアン・コックス教授の後ろに座っていたことにショックを受けることはありませんでした。 しかし、科学的な頭脳を持ち合わせていない人たち(Aレベルの物理学を1週間勉強した私のような人たち)も、ノーラン監督がこれまでと同じようにすべてを理解できるようにしてくれているので、恐れることはありません。

ノーランが慣れ親しんできた軍隊やエートス全体が、窓の外にあるのですから。

その鍵を握るのは、いつもファンタスティックなマット・デイモンが演じるレスリー・グローブス将軍のキャラクター。 私たちと同じように、グローブスはマンハッタン計画の管理という仕事を任されたことで、この複雑な科学の世界に引きずり込まれます。

GamesRadar+の取材に応じたデイモンは、このシフトがグローブスにとってかなりの衝撃であったと説明してくれました。「彼はほとんど幼稚園の先生のような気分だったと思います。 科学者たちはそこらじゅうにいましたが、彼には彼らが必要でした。 彼らなしでは必要なことを達成できなかったのです。 でも何が面白いかというと、彼らは命令系統を守らなかったことです。 彼が慣れ親しんできた軍隊や全体の倫理観は、彼らとはまさに窓の外です。だからクリス(・ノーラン)は、歴史に完全に忠実でありながら、少し平静さを注入する場所がありました」。

マット・デイモン オッペンハイマー

(画像クレジット:ユニバーサル・ピクチャーズ)

デイモンがそう語るように、グローブスもまた、この男女の行動が世界を滅ぼしたかどうかを問う3時間の呪われた叙事詩に「平静」をもたらします。 そして笑いは、絞首台のユーモアとしか言いようのないものによってもたらされますが、デイモンは同じようにウィットに富んだ一発芸を披露します。

特に、アメリカ政府に原爆を提供した結果に対して罪悪感を抱いていないように見えるので。 自分の行動の結果に悩まされるオッペンハイマーとは異なり、トリニティ実験が完了すると、グローブスはそこでの自分の仕事が終わったとして、ただ前進するだけです。

私たちは今世紀で最も重要な道徳的問題のひとつを突きつけられていますが、彼は自分の決断をまったく疑っていません。

For Damon, this was the draw of the character: “That’s what I found so fascinating about him. I don’t think that he reflected on it at all which is an amazing thing. When you think about it, we are presented with one of the most important moral questions of the century and he doesn’t doubt his decisions at all. But I think I also empathised with his position. It’s like, he was not wrong to want secrecy and compartmentalization when you are talking about the fate of the entire human race, you don’t want those secrets getting out, so I understood how he felt. I thought that was really interesting to play in the sense that, he was very sure of himself. Nobody liked him, he didn’t care at all. Literally all these people and scientists wrote books and everybody talked about how much they hated this guy. But he and Oppenheimer just had a great dynamic.”

このインタビューに同席した共演者のエミリー・ブラントは、素晴らしいデイモンが憎まれ役を演じることを想像しただけで爆笑。 誰もグローブスのことを “好きじゃなかった “と言うデイモンですが、私はむしろ好感が持てることもありました。

そしてまあ、彼女の言う通り!

オッペンハイマー』は7月21日よりイギリスとアメリカの映画館で公開。 この映画については、クリストファー・ノーラン監督とエミリー・ブラントへのインタビューをご覧ください。

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Frenk Rodriguez
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